水槽の立ち上げを早くする5つのコツ【種水】

水槽の立ち上げを早く終わらせたい。何か良いやり方はないか?コツを教えてもらいたい!

あなたの悩みにお答えします。

この記事の内容

  1. 水槽の立ち上げを早くするには?
  2. 厳選した5つのコツをご紹介

水槽の立ち上げは、だいたい1ヶ月かかります。立ち上げから生体の初投入までで2週間です

「アクアリウム始めたい」と、水槽を立ち上げてから生体を入れるまでに2週間。。短いといえば短く、長いといえば長い期間です

この期間を少しでも短くできるなら嬉しい。

そんな初心者アクアリストのために、今回、水槽の立ち上げを早くすることが出来るのか、私なりに考察しました。

結論、、水槽の立ち上げを早くするコツはあるにはあるが、焦らずに立ち上げることを推奨します。

というのが私の意見です。ぜひ最後までお付き合い下さい。

水槽の立ち上げを早くするには?

“水槽の立ち上げを早くする”とは、水中で発生するアンモニアを自然に消滅させる仕組みを、水槽に早く作りあげることです。

たくさんのアクアリストが色んなコツを実践して、アクアメーカーが様々なアイテムを発売しているわけですが、、

そこには2つの考え方があります。

下記の通りです。

  • アンモニアを吸収する
  • アンモニアを分解する

それぞれ解説していきます。

MEMO
アンモニアは猛毒。生体のフンやエサ、水草の枯れ葉、ソイルから発生します。全てのアクアリストが避けて通れないものです

アンモニアを吸収する

何かにアンモニアを吸わさせて、水中のアンモニアをなくそうとする考え方です。

水槽を部屋とします。アンモニアは部屋のホコリです。毎日発生します

この部屋にロボット掃除機を入れて、毎日自動でキレイにしましょう。という発想です

アンモニアを吸収する何か。たとえば、このようなものです。

  • 吸着系ソイル
  • 大量の水草

水槽に上記を放り込んでおくだけ。。

立ち上げ初日からアンモニアの量を抑えられます。結果、生体を入れるまでの期間は縮まります

アンモニア分解する

バクテリアにアンモニアを分解させて、硝酸塩に変えることで、水中のアンモニアをなくそうとする考え方です。

ふたたび水槽を部屋とします。アンモニアはホコリです。

この部屋にホコリを食べる人(元ネタは中川家)を住ませます。この人が、バクテリアです

バクテリアを爆速で増やし、水槽の立ち上げを早く完了させるのが狙いとなります。

厳選した5つのコツをご紹介

そろそろ本題である”水槽を早く立ち上げるコツ”をご紹介していきたいと思います。

※難易度の低いコツから順にソート

  1. エアレーションする
  2. 水草をたくさん入れる
  3. バクテリア剤を使う
  4. 吸着系ソイルを使う
  5. 種水を入れる

エアレーションする

エアレーションでアンモニアを分解する力を高めることが出来ます。

水中に空気を送り込むことで、酸欠で死ぬバクテリアを減らせるからです。

とくに水草レイアウト水槽は夜間エアレーションが効果的。水草が光合成していない時間の酸素の供給元となります

エアレーションに必要なアイテムは下記。

  • エアポンプ
  • チューブ
  • エアストーン

全てアクアリウムに必須のアイテムです。

新たにアイテムを買わなくても、始められるのもエアレーションの嬉しいところ。

エアレーションの写真水槽のエアレーションを分かりやすく解説【水はね・静かに】

水草をたくさん入れる

水草をたくさん入れるとアンモニアの発生を抑えられます。

水草がアンモニアを栄養として吸収してくれるからです。

有茎草や浮き草のような、栄養をたくさん必要とする水草を入れるとGOODです。アンモニア をがんがん吸い取ってくれます

立ち上げ日に育てたい水草はまとめて入れましょう。予算と相談して。。

水草を何個も買うとなると、知らず知らずのうちにお値段が上がっていきますよ。

水槽に水草を植える3通りの方法【アクアリウム初心者向け】

バクテリア剤を使う

バクテリア剤を入れると、水中のアンモニアを分解する力が強まります。

バクテリア剤によりバクテリアが増えるからです。

ただし過信は禁物です。あくまでも、おまじない。。

バクテリアを早く定着させる方法【水槽】

吸着系ソイルを使う

吸着系ソイルを使うと水中のアンモニアを吸着してくれます。

水槽立ち上げ初日からアンモニアが減っていきます。水槽立ち上げの翌日に生体を入れても☆にならないとか

【ソイルとは?】60cm水槽の厚み5cm分の量は9リットル

同じような空気感を出しているアイテムが活性炭。でも、役割が全然ちゃいます

活性炭は臭いと黄ばみに効果的。

ただしアンモニアは吸着しない。つまり活性炭を入れても、立ち上げを早くするとはいえません

注意
吸着系ソイルでアンモニアは減らせられる。だがバクテリアは増えたわけではない。
生体を早くに入れてアンモニアが増えると、吸着系ソイルのみでは処理しきれない。水槽リセットとなる可能性も。。

種水を入れる

種水(バクテリアが定着した水)を入れると、アンモニアを強く分解できる水を作れます。

大量の生きた濾過バクテリアを投入できるからです。いきなり即戦力をゲットというわけです。

これはリセットでの常套手段です。リセット前の水槽の水を残しといて、リセット後に入れると。。