水槽立ち上げでの水換えは重要です。水槽立ち上げとは水換えである、といっても過言ではありません。 水槽立ち上げでの水換えの頻度・方法について解説します。
本記事の内容
- 水換えは3つの作業である
- 水槽立ち上げでの水換え頻度
- 水換えの必須アイテム3選
水槽立ち上げでの水換え頻度
まず水換えの頻度について解説します。
水槽立ち上げの水換えは、立ち上げ日から何週目かが大事。3つの期間に分けられます。
- 1週目
- 2週目
- 3週目以降
それぞれで水換えの頻度が違います。この3つを解説します。
1週目:毎日
立ち上げ日から1週目は水換えを毎日します。
ソイルから栄養とアンモニアがあふれ出す期間だからです。
とはいえ「毎日は無理」って人もいますよね。
- 毎日、水槽の1/4の量を水換え
- 2日に一度、水槽の1/3の量を水換え
上記のどちらかで、水換えを行いましょう。
2週目:2日に1回
立ち上げ日から2週目は水換えを2日に1回行います。
- 2日に一度、水槽の1/4の量を水換え
このような感じです。
水槽に発生したバクテリアを定着させるためです。
1週目の水換えでアンモニアは減ってます。次はバクテリアを増やしましょう。
水換えを控えめにします。バクテリアを水槽の外に出さないためです。
3週目以降
3週目以降は、水換えを週1回にします。
バクテリアは定着し始めています。そろそろ生体を投入してもよいタイミングです。
パイロットフィッシュを投入して、健康に飼育できているようであれば、立ち上げ完了ですね。
※レッドビーシュリンプは水質に敏感なので最低1ヶ月は投入してはいけません。
立ち上げ後は2週に1回の頻度でOKです。水質が良ければ、さらに回数を減らすのもアリです。
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水換えの必須アイテム3選
つづいて水換えの基礎知識をまとめました。
まず水換えの必須アイテムを紹介しましょう。おすすめは3つです。
- バケツ
- 水換えホース
- 水質調整剤(カルキ中和)
それぞれ見ていきましょう。
バケツ
20〜25リットルの大きいバケツは必須です。水換え作業を一度で済ませられます
また5〜10リットルのバケツも持っておくと便利です。
小さいバケツがあれば、水槽の上に作業台を置いて、水を入れることができます。
私も水を捨てるときは20リットル、水を入れるときは5リットルを使っています。
水換えホース
水を捨てるときに水換えホースを使用します。
水換えホースは、水槽からバケツへ、水を楽にうつせるアイテムです。
また水槽の底にホースを突っ込むことで、底に溜まったゴミの掃除も可能。
100均にも売ってますね。100均の商品はパワフルで便利ですよ。
水質調整剤(カルキ中和)
水を作るときに水質調整剤を使用します。
水道水はそのまま水槽に入れません。カルキを中和します。
バケツに水を汲み置きして、カルキを抜く方法もあるようです。
水槽の水換えは3つの作業
水槽を立ち上げると、翌日から水換えが始まります。水換えは3つの作業です。
当たり前のことを大袈裟に言ってますが、とてもシンプルでしょう?
ひとつずつ見ていきましょう。
水を捨てる
水槽の水をバケツに移して、捨てます。
水の量は水槽の4分の1から3分の1が目安です。多くても半分を上限にします。
水槽からバケツに水を移すには、排水ホースが必須です。
水を作る
カルキ中和剤を使って、水を作ります。
水道水にはカルキが含まれており、そのままの状態で水槽に注ぐことはできません。
生体・バクテリアがダメージを受けて死んでしまうからですね。そこでカルキ中和剤の登場です。
バケツに水を汲んで、カルキ中和剤を入れましょう。
水を入れる
それでは水槽に水をいれていきましょう
水を入れる時に注意することがあります。次のとおりです。
- 「水槽の水」と「入れる水」の水温を同じにする
- ソイルや砂が巻き上がらないように、ゆっくり注ぐ
- 水をこぼして水槽台にかからないようにする
このような感じですね。ビニール袋を水面に浮かべると優しく水を注げます。
基本のやり方は「バケツの水を手桶で汲み、少しずつ入れる」ですね。
これが回数も多くて面倒に感じるわけです。
「水を入れる」の部分を簡単にするには、水中ポンプが便利です。
水中ポンプについては、別記事で解説しています。
水槽の水換えを簡単にやる方法【水中ポンプ】
まとめ
本記事のまとめです。
- 水換えは簡単です
- 水を捨てて、作って、入れるだけ
- 立ち上げから1週間は毎日、2週目は2日に1回、それ以降は週1回ぐらい
- 立ち上げ完了後は水槽の状態で頻度を少なくしてもよい
- 必須アイテムは、バケツ、水換えホース、水質調整剤(カルキ抜き)
- バケツとホースは違うサイズで2つあると便利
水槽立ち上げに必要な道具は、別記事でまとめました。
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