点滴法で水合わせしてみませんか? 水槽に生体を投入する前には、水合わせが必要です。生体を水質の変化で死なせないためです。水合わせのド定番は点滴法ですね。 じゃあ点滴法はどうやるの?ーー そんな皆さんが「はいはい…そんな感じか…ふむふむ」と役に立つ内容を書いていきます。 さあ、見ていきましょう!
Point
- 点滴法に必要な道具:容器(小)・チューブ・コック・エアストーン・エアレーション
- 点滴法の手順:水槽から容器(小)へ少しずつ水をいれる
- その他の水合わせ:袋を使う
点滴法に必要な道具
まずは水合わせについて解説します。
水合わせとは?
水合わせとは、ショップで買った生体を自分の水槽の水に慣れさせる作業です。
生体は水質の変化に敏感です。生体がダメージを受けることは、次のとおり。
- 水温の急激な変化
- 水自体の変化 ←違う水槽からの移動
この2つですね。具体的には、水合わせは下記が狙いです。
- 水温を同じにする
- 水自体に慣れさせる
水合わせのド定番は点滴法です。
点滴法とは、自分の水槽の水を少しずつ加えて、生体を慣れさせる方法です。
この記事では点滴法を説明していきます。
水合わせ「点滴法」に必要な道具
点滴法に必要な道具は多くありません。
およそ5個の道具で水合わせできます。下記のとおり。
- 容器(小)
- エアレーション(エアーポンプ・エアストーン)
- エアストーン
- コック
- チューブ・キスゴム
水合わせ中は容器(小)に生体を入れます。酸欠を防ぐためのエアレーションが必要です。
エアレーションは別記事でも解説しています。
水槽のエアレーションを分かりやすく解説【水はね・静かに】
チャームさんの水合わせキットがオススメですね。
点滴法の手順
それでは点滴法のやり方を見ていきましょう。
点滴法の手順
容器(小)に生体と水をいれて、水槽の水を少しずついれていきます。
具体的には次のとおりです。
これだけです。サイフォンの原理を用いています。
点滴法にかかる時間
30分〜2時間と書きましたが、点滴法にかかる時間は、生体によって異なります。
- ヤマトヌマエビ・石巻貝 →強い生体は30分で問題ないです。
- チェリーシュリンプ・レッドビーシュリンプ →水質に敏感な生体は長くしたほうが無難です。
点滴法にかかる時間
また点滴法にはデメリットがあります。次のとおり。
- ヒーターがないと水温が維持できない
- 水合わせ中に生体が外へ飛び出す
- 長く放置すると容器から水があふれる
完璧というわけでは無いです。点滴中は目を離さないようにしましょう。
その他の水合わせ
点滴法以外の水合わせのやり方もあります。
袋に生体を入れたまま水合わせする
袋に生体を入れたまま水合わせする方法もあります。
これはショップ店員に聞いた方法です。実践しましたが、上手く水合わせ出来ました。
詳しくは別記事で紹介しています。
ヤマトヌマエビを水合わせする方法【点滴法以外】
水質の変化に強い生体は、この方法も試してみてはいかがでしょうか?
まとめ
自分でも点滴法できそうですか?
はじめての生体投入には点滴法がベストですよ。
またコケ取り生体の記事もご用意しています。ぜひチェックしてください。
水槽のコケ取り生体、初心者におすすめ7選【貝・エビ・サカナ】