「立ち上がる」ってどういうこと?
水が透明になることではありません。
新しい水槽には、魚の排せつ物などから出るアンモニアや、その途中でできる亜硝酸を処理する微生物がまだ十分に増えていません。
- アンモニア
- 亜硝酸
- 硝酸塩
大まかには、この流れで変化します。
その処理を担う微生物がフィルターのろ材や底床などへ増え、水槽へ入る負荷を処理できるようになっていく。それが「立ち上がる」に近い状態です。
だから、初日に魚をたくさん入れるのは避けます。
バクテリアはどう増える?
住めるろ材があり、酸素を含んだ水が流れ、アンモニア源があれば増えていきます。
市販のバクテリア製品を使う方法もあります。
すでに安定した健康な水槽があるなら、成熟したろ材を少量使う方法もあります。ただし、病気が出ている水槽からは持ち込みません。
ここで大事なのは、水だけ入れてフィルターを回しておけば、必ず十分な魚なしサイクルが完成するわけではないことです。
魚を使わずにサイクルを作るなら、管理されたアンモニア源が必要です。
立ち上げ中の水換え
水草水槽、とくに新しいソイルを使った水槽では、立ち上げ初期に水換えすることがあります。
「水を替えたらバクテリアを全部捨てる」と考えなくて大丈夫です。重要な微生物の多くは、ろ材や底床などの表面に付いています。
ただし、魚なしサイクルでアンモニア量を管理している場合は、何のために水換えするのかを分けて考えます。
いつ魚を入れていい?
30日待てば完成、ではありません。
30日はカレンダー上の目安であって、30日目になった瞬間に水槽が完成するわけではありません。
見るのは日数より、アンモニアと亜硝酸の変化です。
立ち上げ方法に応じたアンモニア源を処理でき、アンモニアと亜硝酸が検出されない状態を維持できることを確認します。
フィルターが正常に動いているか、水温が安定しているかも見ます。
最初の生体は少数から。
「1か月経ったから全部入れる」ではなく、「この水槽は今の負荷を処理できているか」を見ながら増やしてください。

