体言止めと倒置法の違いとは?【分かりやすく説明】

「体言止めと倒置法の違いとは何か?」を分かりやすく説明していきます。

この記事を読んでいただければ、次のようになっていただけると思います。

  1. 体言止めを知っている。
  2. 倒置法を知っている。
  3. 体言止めと倒置法の違いが分かる。

それでは3分ほどお付き合いください。

体言止めと倒置法のポイントは?

詳しい説明に入る前に、ポイントをおさえてしまいましょう。

  1. 体言止めは「文末を名詞で止める表現技法」である。
  2. 倒置法は「普通とは語順を逆にする表現法」である。
  3. つまり、文末で見分けられます。

さて詳しく説明していきますね。

体言止めとは何か?

まず「体言」とは名詞・代名詞・数詞のことです。

そして「体言止め」は「文末を名詞で止める表現技法」です。

体言止めを使うと、文章は名詞で終わる形になります。次のような形です。

◯は、△。

名詞で文が終わるのが「体言止め」です。

体言止めの例文

つぎに「体言止め」の例文を見てみましょう。

  • 大切なのは、気持ち。
  • この仕事に求められるのは、早さ。
  • 後悔していることは、食べすぎ。
  • 僕が一番いきたい場所は、海。

体言止めの意味とは?例文で分かりやすく説明します

倒置法は「普通とは語順を逆にする表現法」である。

まず「倒置」とは、さかさまにおくことです。

そして「倒置法」は「普通とは語順を逆にする表現法」です。

倒置法は「を」や「は」で終わる形で用いられることが多いです。次のような形です。

・△である、◯は。

・△である、◯を。

◯:主語 △:述語

倒置法は文を体言で終わらせません。体言で終わるのは「体言止め」です。

倒置法の例文

倒置法の例文を見てみましょう。

  • 気持ちだよ、大切なことは。
  • 早さである、この仕事に求められるのは。
  • 見せてみろ、君のスキルを。
  • 海だ、一番いきたい場所といえば。

このように倒置法を使った文は「△である、◯は。」や「△である、◯を。」の形になります。

さいごに

体言止めと倒置法の違いについて説明しました。もう一度まとめておくと、次の通りです。

  1. 体言止めは「文末を名詞で止める表現技法」である。
  2. 倒置法は「普通とは語順を逆にする表現法」である。
  3. つまり、文末で見分けられます。

体言止めと倒置法の違いについて分かってもらえましたか?しっくりくるまで再読いただければと思います。