RGB・CMYK・HSVの違いとは?【カラー画像の表現】

プリンターの色表現

カラー画像の表現方法」をすこしだけ意識してみましょう。

こちらのページでは「RGB・CMYK・HSVとは何か?」を紹介します。

加法混色・減法混色」や「色相・明度・彩度」を解説します。

それでは、見ていきましょう!

「RGB・CMYK・HSV」はどんなもの?

ポイント

  • RGB・・・Red(赤色)・Green(緑色)・Blue(青色)
  • CMYK・・・Cyan(シアン)Magenta(マゼンタ)、Yellow(イエロー)Key Plate(黒)
  • HSV・・・色相(hue)・彩度(Saturation)・明度(Value)

RGBとは?

コンピュータは「光の三原色」でカラー画像を表現します。

「光の三原色」は、次のとおりです。

  1. 赤色
  2. 緑色
  3. 青色

それぞれ英語に訳すと、RGBとなります。

  1. Red(赤色)
  2. Green(緑色)
  3. Blue(青色)

RGBは混ぜると白色に近づきます。よって、加法混色といいます。

RGBはそれぞれ8ビットで表現します。

つまり、計24ビットなので24ビットフルカラーといいます。

これを、1画素といいます。

1画素で表現できる色の種類は16,777,216通りです。※(2の8乗)×(2の8乗)×(2の8乗)

人が識別できる色は約7,500,000通りほど。なので、コンピュータで表現できる色の種類は十分と言えます。

CMYKとは?

一方、プリンターはCMYKの色でカラー印刷を行います。

  1. Cyan(シアン)
  2. Magenta(マゼンタ)
  3. Yellow(イエロー)
  4. Key Plate(黒)

CMYは混ぜると黒色に近づきます。よって、減法混色といいます。

ただし、CMYを混ぜても完全な黒にならないので、CMYにKを混ぜて黒を表現しています。

また、RGBとCMYKでは、RGBの方が表現できる色の種類が多いです。

コンピュータで作ったカラー画像を印刷したら、思っていたのと違う色になるのは、RGBとCMYKの違いが原因かもしれません。

HSVとは?

最後に、HSVは人が色を認識する方法に似た、色の表現方法です。

下記の3つの要素で色を表現します。

  1. 色相(hue)
  2. 彩度(Saturation)
  3. 明度(Value)

色相とは「赤・黄・緑・青・紫などの色合い」です。0から360の範囲で指定します。

彩度とは「色の鮮やかさ」です。0%から100%で指定します。

明度とは「色の明るさ」です。0%から100%で指定します。

さいごに

「RGB・CMYK・HSVの違いとは?」を解説しました。基本は「コンピュータはRGB、プリンターはCMYK」です。

HSVは人が主役となる作業を行うとき(絵を書く時など)に便利です。