「買った水草は、全部ソイルへ植えればいいの?」
水草の入れ方は、底床へ植える、石や流木へ活着させる、水面へ浮かべる、の3種類です。
どの方法を選ぶかは、見た目ではなく、茎・根・根茎・葉のつくりで決めます。
この記事では、水草ごとの置き方を選ぶ基本を説明します。
植える前に確認すること

購入した水草は、すぐ水槽へ入れず、次を確認しましょう。
- 商品名、品種名
- 水中葉か水上葉か
- ポット、鉛巻き、組織培養などの販売形態
- 傷んだ葉
- スネールや卵
- 根元のウールやスポンジ
- 農薬や薬剤に関する表示
- エビ水槽へ入れられる商品か
写真だけで品種を断定せず、購入ラベルを残します。
ポット入り水草の下処理
- ポットから株を外す
- 根元のウールを大きく取り除く
- 水を張った容器で細部をほぐす
- 傷んだ葉・黒い根を必要な範囲で整理する
- 小さな株へ分ける
- 植える場所ごとに並べる
根元のウールを力任せに引くと、細い根や茎を傷めます。
完全に一粒も残さなければならないわけではありませんが、根の周囲へ厚く残したまま植えません。

方法1|底床へ植える
有茎草は、茎の下部をソイルや砂へ差し込みます。
植え方
- 数本ずつ小分けにする
- 下部の傷んだ葉を外す
- ピンセットで茎の下部を持つ
- 底床へ斜めに差す
- ピンセットを少し開く
- 茎を残してゆっくり抜く
- 株間を空けて次を植える
大きな束のまま植えると、中心へ光や水流が届きにくくなります。
どれくらい深く植える?
抜けない深さまで差し込みます。
深く埋めすぎると、下葉や茎が傷む場合があります。
根だけではなく茎を少し固定する程度から始め、浮く場合は底床の厚さや粒径を確認しましょう。
有茎草は間隔を空ける
植栽直後に隙間が見えても、成長して脇芽が出ます。
近づけすぎると、
- 下部へ光が届かない
- 水流が止まる
- 下葉が落ちる
- トリミングしにくい
- 根元へゴミがたまる
状態になります。
植えた直後の完成感より、成長後を優先します。

方法2|石や流木へ活着させる
ミクロソリウム、アヌビアス、モス類は、石や流木へ仮固定して育てます。
根茎を持つミクロソリウムとアヌビアスは、根茎を底床へ埋めません。糸・ネット・接着剤の使い分けは「水草を活着させる方法」で詳しく扱います。

方法3|水面へ浮かべる
アマゾンフロッグピットなどの浮草は、根を底床へ植えず、水面へ浮かべます。
水面を覆いすぎると、下の水草を遮光し、水流や給餌も妨げます。株数と長い根の管理は「アマゾンフロッグピットの育て方」で詳しく説明します。
植えた水草が抜ける時
原因:
- 底床が薄い
- 粒が粗い
- 束が大きい
- 根元が短い
- ピンセットを早く抜いた
- 魚やエビが動かした
- フィルターの水流が強い
対策:
- 小束にする
- 少し斜めへ深く差す
- 株間を広げる
- 排水方向を変える
- 植栽用の重りやリングは安全表示を確認する
鉛や材質不明の重りを自己判断で使いません。

注水前と注水後
植栽は、底床を湿らせた状態で行うと作業しやすくなります。
完全に乾いた底床では、根元が固定しにくく、水草が乾燥します。
植え終わったら、
- 皿や袋へ水を当てる
- 植栽場所へ直接強い水流を当てない
- 水草が浮いたら注水を止めて植え直す
- フィルター始動後に抜ける場所を確認する
という順で進めます。

