水槽に砂を敷いてみませんか?
アクアリウムに砂は定番ですよね。砂にも種類があります。金魚鉢といえば砂利、アクアリウムといえば化粧砂、みたいな印象があります。掃除も簡単です。
じゃあ砂はどう敷くの?ーー
そんな皆さんが「はいはい…そんな感じか…ふむふむ」と役に立つ内容を書いていきます。
さあ、見ていきましょう!
Point
- 水槽の砂とは?:役割・種類
- 砂の敷き方は?:60cm水槽×厚さ1cm=約2リットル
- 砂の掃除方法は?:水換えの要領で行う
- おすすめの砂3選
アクアリウムのおすすめの砂とは?【敷き方・掃除を解説します】
まず砂について解説します。
水槽の砂とは?
水槽の砂とは、水草や生体を育てるときに使う天然の砂です。
このような見た目ですね。砂の特徴は次のとおり。
- 様々な色がある →白、黒、茶色など
- ライトの光を反射して綺麗
- 水質が安定しやすい
砂を使うと育てられる生体の種類も一気に増えます。そこが砂の良さですね。
砂はワンポイントで手前だけ敷いても、綺麗な水系ができますね。
砂の種類
水槽の砂には種類があります。
呼び方でざっくり分けると2種類です。次のとおり。
- 化粧砂 →粒が細かい
- 砂利 →粒が大きい
化粧砂と砂利です。
それぞれのメリット・デメリットを見ていきましょう。まずは化粧砂。
化粧砂のメリット
- とにかく明るい水槽になる
- 少ない量で全面に敷ける
- 立ち上げ後の水換えはソイルを使った場合より少ない
- 前景を任せられる →前景の下草・ライトが不要に
化粧砂のデメリット
- 通水性が悪い →嫌気になる
- 藍藻が出やすい
- 栄養素は含まない
- ソイルの流出が目立つ
砂は立ち上げ時は最高ですが、その後のメンテは必要ですよって感じです。
続いて砂利。
砂利のメリット
- 一部の水草が根をはれる
- バクテリアの住処になる
- 生体の色が綺麗になる
- 重くて排水ホースに吸われず掃除しやすい
- 再利用が可能
砂利のデメリット
- 栄養素は含まない
- 水槽が傷つく可能性がある
水槽の定番の底床である砂利はメリットが多いですね。
バクテリアの住処にはなるんですが、しっかりめに砂利を掃除するとバクテリアを捨ててしまうことになります。掃除は適度にするのが良いですね。
2種類の砂から、好きな方を選びましょう。
砂の敷き方
砂の敷き方は、洗って平らに敷くだけです。
具体的には、次のような手順で砂を敷きます。
粒の小さい化粧砂を敷くなら、ソイルのように手前から奥に向かって傾斜をつける必要はないです。
傾斜をつけても、砂の重みで傾斜は無くなって、平らになります。
水を濁らせないために、敷く前にしっかり洗うのが重要です。
必要な砂の量は?
基本は1〜3cmの厚みで砂を敷くと良いですね。
水槽の砂には、ちょうどいい厚みがあります。というのも、次のとおりです。
- 砂が厚すぎる →水が滞留して水質悪化する
- 砂が薄すぎる →バクテリア不足になる
薄すぎても、厚すぎても、ダメというわけです。
また砂の粒が小さくなるほど、砂の中の水は滞留しやすくなるので、できるだけ薄く敷くのが基本です。具体的には次のとおり。
- 化粧砂 →1cm
- 砂利 →2〜3cm
化粧砂は薄く敷きましょう。砂が薄い方がレイアウトも綺麗に見えます。
というわけで、厚さ1cmで砂を敷いた場合の砂の量を見ていきましょう。次のとおり。
- 60cm水槽 →約2リットル
- 90cm水槽 →約4リットル
- 30cm水槽 →約1/2リットル
- 45cm水槽 →約1リットル
すべて規格水槽のサイズでの砂の量です。目安にしてくださいね。
砂の掃除方法は?
砂の掃除方法を見ていきましょう。
基本は排水ホース
基本は排水ホースで水換えですね。
砂の上に排水ホースを当てれば、砂の中のゴミを除去できます。化粧砂の場合は、砂ごと吸ってしまわないよう、表面を舐めるように掃除しましょう。
また注意したいのは、砂利のみ敷いている水槽の場合です。
砂利の中にバクテリアがいます。一度に全てのエリアを掃除すると、バクテリア不足で水質悪化の可能性がありますよ。掃除は半分ほどにしておきましょう。
水換えは別記事で解説しています。ぜひチェックください。
砂の場合は掃除をガッツリやりすぎないことも大事ですね。
おすすめの砂3選
最後にオススメの砂を紹介しましょう。
田砂
田砂です。
掃除がしやすく、人気商品ですね。比重が重いので水換えの際に吸い込みにくい底砂です。
スドーボトムサンド
スドーボトムサンドです。
オレンジに輝くきれいな色の砂です。コリドラスなどの生体にぴったりとハマる感じがしますね。
大磯砂
大磯砂です。
砂利の人気商品ですね。サイズは3通りです。
まとめ
砂を投入していみようかなーと思いましたか?
砂と陰性水草で水景を作るのも楽しいですよ。
またソイルと砂の敷き分けの記事もご用意しています。ぜひチェックしてください。