詩の改行は、ただ見た目を整えるためだけにあるわけではありません。
「私は走って君を追いかけた」と一行で書くのと、
私は走って
君を追いかけた
と二行にするのでは、後の「君を追いかけた」が少し目立ちます。
さらに、
私は
走って
君を追いかけた
なら、「私は」「走って」にも一つずつ間ができます。
改行には、言葉を目立たせたり、読むところに間をつくったり、リズムを変えたりする働きがあります。
ただし、すべての改行に大きな秘密があるわけではありません。「ここで切ると、どう読んでしまうか」を声に出して比べてみると分かりやすいです。
改行を消して読んでみる
改行の意味が分からないときは、一度つなげて一文として読んでみます。そのあと元に戻すと、「この言葉だけ残る」「ここで一呼吸したくなる」といった違いが見えやすくなります。

