短歌を見た瞬間に「作者の気持ちは?」と考えなくて大丈夫です。
まず、どんな場面なのかをつかみます。誰がいるのか、何を見ているのか、いつの出来事なのか。
古い短歌なら、分からない言葉を現代語に直すのも先です。
そのあと、五・七・五・七・七の途中で景色や内容が変わっていないかを見ます。前半で景色を描き、後半で自分の思いを述べる短歌なら、その切り替わりが大事です。
掛詞や比喩を見つけても、名前だけで終わらせません。「なぜこの言葉を使ったのか」まで考えます。
最後に、「この場面を見て、どんな思いになったのだろう」と戻ってくる。
短歌は三十一音しかないので、書かれている一語一語を丁寧に見るのが一番の近道です。
技法探しより先に場面を見る
短歌を見てすぐ掛詞や句切れを探すより、まず「誰が何を見ているか」をつかみます。技法はそのあと。「なぜこの一語なんだろう」と戻る方が、歌全体とつながります。

