詩は、言葉の意味だけでなく、音やリズム、言葉の並べ方なども生かして表すものです。
たとえば「雨が降っている。私は窓から外を見ていた。」でも出来事は伝わります。
でも、
雨が
窓をたたいている
ずっと
帰れないみたいに
と書くと、同じ雨でも少し違って見えます。「雨が降っている」という情報だけでなく、音や景色、書き手の感じていることまで伝わってきます。
だから詩を読むときは、「何が書いてあるか」だけを追わなくて大丈夫です。「どうしてここで改行したんだろう」「なぜ普通と違う言い方をしたんだろう」と見るのも、詩を読むことです。
詩には必ず深い意味が隠れている、というわけでもありません。まずは書かれている言葉をそのまま見て、そこから感じたことを確かめていけば大丈夫です。
ちょっと比べてみる
「風が吹いている」と「風が廊下を走っていく」では、起きていることは似ていても見え方が変わります。詩を読むときは、まずこの「普通に言うならどうなる?」との差を見ると入りやすいです。

