水草水槽の立ち上げ完全ガイド【初心者必見!】

ガラス面に張り付くサザエ石巻貝

こんにちわ。京都たわをです。

水草水槽を初めて4年のアクアリストです。

よく周りの人から「水草を育てるって色々と難しそう…」って言われることが多いです。でも、そんなことはありませんよ。

このブログでは「水草水槽を立ち上げる方法を分かりやすく解説したい」と思います。

『アクアリウムやってみようかなー』と悩まれている方の背中を押すことが出来ると嬉しいです。

水草水槽にかかる費用

水草水槽にかかる費用は2種類です。

  1. 初期費用:約6万円
  2. 維持費:毎月1,500円〜2,500円

初期費用:約6万円

初期費用は、初めに準備する道具などを買うためのお金です。

維持費:毎月1,500円〜2,500円

維持費は、水草水槽を管理していく中で使うお金です。おもに「電気代」でしょう。

冬はヒーターが必要なため、冬は電気代が高く、夏は電気代が低くなります。

水槽のサイズは60cmがオススメ

初心者には60cm水槽がオススメです。理由は2つあります。

  1. 60cm水槽用のアクア用品が多い
  2. 60cm水槽は水質を維持しやすい

60cm水槽用のアクア用品が多い

色んなサイズの水槽がある中で、60cm水槽は最も普及しています。

水槽のサイズLEDアクアリウムライトの商品数
30cm以下100件
45cm61件
60cm81件
90cm51件
120cm26件

こちらはネットショップのチャームで販売しているLEDアクアリウムライトの件数です。

30cm以下の水槽用が100件、次に60cm水槽用が81件と多いことが分かります。

商品の種類が豊富な方が、選択肢が広がり、コスパの良い商品を選ぶことが出来ます。

よって、初心者におすすめの水槽のサイズは30cm水槽か60cm水槽となります。

60cm水槽は水質を維持しやすい

では30cm水槽と60cm水槽どちらがオススメでしょうか?

結論から言いますと「60cm水槽がオススメ」です。

水槽は小さいと水量が減ります。水量が少ないと、ほんのちょっとの作業ミスで水質がガラッと変化します。

つまり30cm水槽と60cm水槽では「60cm水槽の方が水質の維持が簡単」ということです。

水槽メーカー7社を比較してみた【60cm水槽】

60cm水槽だと床の耐荷重も問題ない

一般的な住居の床の耐荷重は180kg/㎡です。

1m×1mの床に180kg以上の物を置くと、床が抜ける恐れがあります。

水槽を設置する事で床にかかる重さを見ていきましょう。

水槽+水+水槽台+器具で重さを計算します。

水槽のサイズ幅×奥行×高さ重さ(kg)
水槽水槽台(木製)フィルターなど合計
30cm規格30×18×2441313232
45cm規格45×24×3073218259
60cm規格60×30×361465202101
90cm規格90×45×4540182292253
120cm規格120×45×4560243392344

30cmから60cmの水槽を設置しても101kg以下です。安心して置く事が出来ます。

一方、90cmから120cmの水槽を設置するなら、床下の構造を確認しましょう。

道具を買う前にレイアウトを考える

水草水槽はレイアウトによって、準備するものが変わります。

なので道具を買い始める前に、作りたいレイアウトを考えましょう。

水草水槽のレイアウトとは「水景の構図」です。2つの構図を意識することが重要です。

  • 横から見たときの構図
  • 前から見たときの構図

詳しくは下記のページでご紹介します。

水草水槽の前景水草水槽のレイアウトの基本【2つの構図】

世界水草レイアウトコンテストとは?

また上級アクアリスト達が作った水草水槽を見て、レイアウトのイメージを膨らますのがオススメです。

「世界水草レイアウトコンテスト」という大会があります。全世界の水草水槽の愛好家が水景を競うコンテストです。

過去の受賞作品をホームページで確認できるので、ぜひチェックしてみてください。

参考 世界水草レイアウトコンテスト世界水草レイアウトコンテスト

水草水槽に必要なもの

水草水槽に必要な物を分類すると、3つに分かれます。

  1. 水草水槽のメインとなる物
  2. 水草水槽をレイアウトする物
  3. 水草水槽をメンテする物

水草水槽のメインとなる物

まずは、水草水槽のメインとなる物から紹介します。

  • 水槽
  • 水槽台
  • 水槽マット
  • 外部フィルター
  • アクアリウムライト(照明)
  • エアレーションセット
  • CO2添加装置

水草水槽をレイアウトする

次に、水草水槽をレイアウトする物を紹介します。

  • ソイル
  • バックスクリーン
  • 流木
  • 水草

水草水槽をメンテする物

最後に、水草水槽をメンテする物を紹介します。

  • バケツ
  • 水換えホース
  • ピンセット
  • ハサミ
  • 水温計

およそ20個弱の物で、水草水槽を立ち上げることができます。

水草水槽を立ち上げる手順

この項では60cm水草水槽を立ち上げる場合を例に、手順について解説します。

水槽を設置する



STEP.2
水槽にバックスクリーンを貼る。

器具を設置する

STEP.4
外部フィルターを設置する。
STEP.5
co2添加装置を設置します。
STEP.6
アクアリウムライトを設置する。

水草をレイアウトする

STEP.8
底砂を敷く。
STEP.9
ソイルに水草を植える。
STEP.10
レイアウト素材に水草を活着する。
STEP.11
水を注ぐ。

水温を管理する

STEP.13
ヒーターを設置する。※冬限定
STEP.14
冷却ファンを設置する。※夏限定

水換えする

STEP.15
最初の1週間:毎日水換えする。
STEP.16
2週目:2日に1度は水換えする。
STEP.17
3週目以降:週に1度は水換えする。

生体を投入する

STEP.18
バクテリアが定着する。
STEP.19
コケ取り生体を水合わせする。

水草をトリミングする

以上で水草水槽は完成となります。

水草水槽でのよくある悩み

最後に、水草水槽でのよくある悩みについて紹介します。

それぞれの悩みへの対策は別の記事で解説していますので、ご参考にしてみてはいかがでしょうか?

コケが発生する

コケは水草水槽で必ず発生します。

水槽のコケを対策する7つのやり方

臭いがする

臭いも水質悪化のサインです。

水槽の臭いを消す方法

水が濁る

濁りが発生することもあります。

水が濁った水槽水の濁りの対策方法【水槽】

虫が発生する

ミズミミズは水質悪化のサインです。

水槽の細長い虫(ミズミミズ)を減らす方法

水垢がこびりつく

水垢はこまめに掃除するほかありません。

水垢の掃除のやり方【水槽】

外部フィルターの掃除の仕方が分からない

外部フィルターは時々掃除しましょう。

水槽のコケを対策する7つのやり方