文章構成(三段構成)とは?

突然だが聞いてほしい。ヤドランは弱いだろうか?水・エスパー系で弱点は少なく、サイコキネシスという強い技も覚える。だから、ヤドランは強いと思うのだ。

ポケモンを知らない人には申し訳ない。このように、文章には「構成」がある。このヤドラン文を分解すると、【問題提起→説明→結論】となる。

文章を読んでいる時、その構成を意識しながら読むのは難しい。けれども、どんな文章にもなんらかの構成があって、それは少しのパターンしか存在しないと知っておくことは、読解の助けになるだろう。

ということで、今回は「文章構成」について説明していこうと思う。

「文章構成(三段構成)」について

「文章構成(三段構成)」のポイントは次の通りである。

  1. 定番は「三段構成」
  2. 頭括型は「始め」に結論がある
  3. 尾括型は「終わり」に結論がある
  4. 双括型は「始め」と「終わり」に結論がある

定番は「三段構成」

文章構成。またの名を「文章の組み立て」と読んでも良い。このメジャーな方法は「三段構成」である。

これは文章を【始め→中→終わり】の3つの部分で作るやり方である。始めを「序論」といい、中を「本論」といい、終わりを「結論」という。

ただ文章の本当の結論が、三段構成でいうところの「序論」に来る場合もあってヤヤコしいので、ここから先は【始め→中→終わり】で説明していく。

ちなみに、「三段論法」は演繹法の話でほとんど関係がない。こちらの記事で説明しているので要チェック。

帰納法と演繹法とは?

三段構成は「始め」と「終わり」の部分に書く内容によって、3つの型に分けられる。「頭括型」と「尾括型」と「双括型」である。

頭括型は「始め」に結論がある

頭括型は「始め」に結論がある。つまり、いきなり結論から始まる。【結論→その説明→結び】という形だ。

具体例を書いてみると次のようになる。

  1. ヤドランは強い
  2. 水・エスパーで弱点が少ない
  3. みんな、ヤドランを育てよう!

このような感じ。言おうとしていることは「ヤドランは強い」である。

頭括型はニュース記事や小論文などで使われがち。なぜなら大事なことから書いて、読み手の興味を直ぐに掴みたいからである。

尾括型は「終わり」に結論がある

一方で、尾括型は「終わり」に結論がある。これは一般的な評論文でありがちな形だ。【問題提起→論の展開→結論】となる。

リード文に書いたヤドラン文がこれに当たる。振り返ってみよう。

  1. ヤドランは弱いのだろうか?
  2. 水・エスパーで弱点が少ない
  3. しかもサイコキネシスも使える
  4. だからヤドランは強いと言える

ここで言おうとしていることも「ヤドランは強い」である。

また、2・3と論が展開しているので、「起承転結」の四段構成という見方も出来るかもしれない。

双括型は「始め」と「終わり」に結論がある

最後に、双括型は「始め」と「終わり」に結論がある形だ。【結論→その説明→結論】となる。

具体例でいうと、このようになる。

  1. ヤドランは強い
  2. 水・エスパーで弱点が少ない
  3. だからヤドランは強い

言いたいことはもちろん「ヤドランは強い」である。

「始め」と「終わり」に結論を重ねて言うことで、主張を明確に際立たせることができる。よって、レポートなどの文章に向く。

まとめ

以上、「文章構成(三段構成)」について説明した。もう一度まとめておくと、次の通りである。

  1. 定番は「三段構成」
  2. 頭括型は「始め」に結論がある
  3. 尾括型は「終わり」に結論がある
  4. 双括型は「始め」と「終わり」に結論がある

どんな文章にも構成がある。今回説明した「三段構成」を意識すれば、書き手の言おうとしていることが書いてある場所が見えてくるだろう。

参考書籍

この記事は【自由自在 中学国語(新装版)】を参考にしている。

非常に詳しく書かれており、面白い参考書でオススメ。